2016.02.20更新
飛鳥坐神社
(あすかにいますじんじゃ)
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飛鳥坐神社
所在地
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥字神奈備708
位置
北緯34度28分47秒 東経135度49分20秒
主祭神
事代主神
高皇産靈神
飛鳥神奈備三日女神
大物主神
社格
等
式内社(名神大)・旧村社
創建
不明
本殿の
様式
四間社
流造
例祭
2月第1日曜日
主な神事
御田祭(2月第1日曜日)
飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ、あすかにますじんじゃ)は、
奈良県
高市郡
明日香村
にある
神社
である。
式内社
(
名神大
)で、旧
社格
は
村社
。毎年2月第1日曜日に行われる
奇祭
おんだ祭
でも有名である。
創建の由緒は不詳であるが、『出雲國造神賀詞』に「賀夜奈流美命ノ御魂ヲ飛鳥ノ神奈備ニ坐テ皇孫命ノ近守神ト貢置」とあり、大国主神が皇室の近き守護神として、賀夜奈流美命の神霊を飛鳥の神奈備に奉斎したとある。また『
日本書紀
』
朱鳥
元年(
686年
)7月の条に「奉幣 於居紀伊国国懸神 飛鳥四社 住吉大社」とあり、
天武天皇
の病気平癒祈願のため幣帛が奉られた。『
日本紀略
』によれば、
天長
6年(
829年
)、
神託
により、現在の鳥形山へ遷座した。(遷座する前の場所については諸説ある)
寛永
17年(
1640年
)に高取城に入った
高取藩
初代藩主・
植村家政
は、高取城の
鬼門
に当たる当社を深く信仰した。
享保
10年(
1725年
)に里からの火災により社殿の大半を焼失したため、
天明
元年(
1781年
)に高取藩8代藩主・
植村家利
により再建された。
平成
13年(
2001年
)再建から200年を経て社殿が老朽化してきたことから、吉野の
丹生川上神社上社
が
大滝ダム
建設に伴い移築するに際し、旧社殿を譲り受け再建した。
2月第1日曜日(元は旧暦1月11日)のお田植神事「お田植祭(
おんだまつり
)」には夫婦和合の所作(種まき前の胤付けの意で、天狗とオカメが
性行為
,特に
正常位
を踊る)があり、
奇祭
として知られている。境内には、
男性器
を模した石が多く安置されている。
境内には、江戸時代に式内小社飛鳥山口坐神社(あすかやまぐちにますじんじゃ)が遷座している。
大山津見命
、
久久乃之知命
、
猿田彦命
を祀る。「飛鳥山」はかつての皇室の御料林であり、その
山神
を祀ったものと考えられるが、旧鎮座地は不明である。