2016.02.24更新

梅山古墳 欽明天皇陵


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所在地 奈良県高市郡明日香村平田
位置 北緯34度28分7.38秒
東経135度48分2.80秒
形状 前方後円墳
規模 墳丘長140m
築造年代 古墳時代後期
被葬者 第29代欽明天皇宮内庁治定)
史跡指定 宮内庁治定「檜隈坂合陵」

梅山古墳(うめやまこふん)は、奈良県高市郡明日香村にある前方後円墳
宮内庁により「檜隈坂合陵(ひのくまのさかあいのみささぎ)」として第29代欽明天皇に治定されている。
墳丘は前方部を西に向け東西に正確に主軸をとった前方後円墳で、全長約140m 後円部径72mで、明日香村内では最大の古墳である。非常に多くの葺石があることでも知られている。現在は回りに水を湛えた周濠を持っているが、これは文久の修復で大幅に改築されたものであり元は田であった。なお、この修復の際に双円墳から前方後円墳に改造されたとする考えもある[1]
同古墳と平田岩屋古墳鬼の俎・雪隠古墳、野口王墓(天武・持統合葬陵)は同じ丘陵の南側の地形を利用して造られており、4つの古墳が東西に並んでいる。
古墳時代後期の築造とみられているが、発掘調査が行われていないため正確な築造時期を推定することは難しい。
宮内庁によって欽明天皇陵とされているが、梅山古墳から北西に約800m行った所にある奈良県下最大の古墳の見瀬丸山古墳を欽明天皇陵とする学説も多い。梅山古墳の埋葬者については蘇我稲目とする考えもある。