2017.07.07更新

八浄寺


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         大黒天

応永年間(1394〜1428)の開基の寺。
当時の秘仏大黒天は、不動明王の霊示によりて示現なし、霊威広大にして多くの奇瑞をあらわし、淡路島の大黒さんとして親しまれ、毎日参拝者でにぎわい、香煙絶えることがありません。尊天のみ姿は宝冠を頂き、蓮台に立ち、右手に小槌、左手に如意宝珠を捧持しています。尊天の前仏甲子大黒天は、日本一の木像加持尊天で、尊天は室町期の阿弥陀如来。開運と福徳の御利益があります。(ご開扉大祭は一、五、十一月の各二十六日)
だいこくさまは、印度の神様で有福を示し、有徳、財宝、闘戦の神様で二俵の米俵に立ち糧食を司る神様です。
だいこくさまのお持の「ふくろ」は「福労」智代ばれています。苦労をいとわず、かってでて、その積み重ねをためこむための「ふくろ」です。この「ふくろ」から身・心ともに裕福な人生が右手の打出の小槌をうち振ることによってあふれ出るのです。だいこくさまの「打出の小槌」は、“怠け心”“よこしまな心”など“邪悪な心”を打ち振って、人の迷いを晴らします。