2016.05.12更新

中尊寺


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                    金色堂

         中尊寺

所在地 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
位置 北緯39度0分5.5秒 東経141度6分9.8秒
山号 関山(かんざん)
宗旨 天台宗
寺格 東北大本山
本尊 釈迦如来(本堂本尊)
創建年 (伝) 嘉祥3年(850年
開山 (伝) 円仁(慈覚大師)
札所等 奥州三十三観音番外札所、四寺廻廊札所
文化財 金色堂、金色堂堂内諸像及び天蓋他(国宝)
金色堂旧覆堂他(重要文化財)、特別史跡

中尊寺(ちゅうそんじ)は、岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗東北大本山の寺院。奥州三十三観音番外札所。山号は関山(かんざん)、本尊は釈迦如来 [1]。寺伝では円仁開山とされる。実質的な開基藤原清衡
奥州藤原氏三代ゆかりの寺として著名であり、平安時代の美術、工芸、建築の粋を集めた金色堂を始め、多くの文化財を有する。
境内は「中尊寺境内」として国の特別史跡に指定されている[2]2011年平成23年)6月26日、「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つとして世界遺産に登録された[3]
平泉毛越寺、松島瑞巌寺、山形立石寺と共に「四寺廻廊」という巡礼コースを構成している。
寺伝によると、嘉祥3年(850年)、円仁(慈覚大師)が関山弘台寿院を開創したのが始まりとされ、その後貞観元年(859年)に清和天皇から「中尊寺」の額を賜ったという。しかし、円仁開山のことは、確かな史料や発掘調査の結果からは裏付けられず、実質的には12世紀初頭、奥州藤原氏の初代・藤原清衡釈迦如来多宝如来を安置する「多宝寺」を建立したのが、中尊寺の創建と見られる。
「中尊寺」の寺号については、天治3年(1126年)の経蔵文書が初出ともいうが、この文書自体に疑義がもたれている。そのため、確実な資料としては、歌人・西行が康治年間 (1142年 - 1144年)、この地を訪れて詠んだ歌の詞書(『異本山家集』所収)に「中尊と申所」云々とあるのが初出だとされている[9]
「中尊」は「奥州の中心に位置する」の意と解釈されている。中尊寺貫主を務めた多田厚隆は、「中尊」とは『法華経』「序品」にある「人中尊」に由来するとした[10]。しかし、「人中の尊」という意味の語から「人」字を省いたのでは意味をなさないとして、これに反対する見解もある[11]
陸羽街道
国道4号) から月見坂と呼ばれる参道を登った丘陵上に諸堂が点在する。山内には中尊寺本坊のほか、17か院の子院がある(大徳院、地蔵院、瑠璃光院、願成就院、金剛院、積善院、薬樹王院、真珠院、法泉院、大長寿院、金色院、釈尊院、観音院、常住院、利生院、円教院、円乗院)。

        金色霊廟

        大日如来

       南無阿弥陀佛

        薬師如来

         弁慶堂

         地蔵尊

         道祖神

         薬師堂