2015.07.11更新

梅林寺


トップページへ戻る

所在地 福岡県久留米市京町209
位置 北緯33度19分23.6秒
東経130度29分58.2秒
山号 江南山
宗派 臨済宗
本尊 如意輪観音坐像
創建年 元和7年(1621年
正式名 江南山梅林禅寺
別称 梅林寺
梅林寺(ばいりんじ)は、福岡県久留米市にある臨済宗妙心寺派の古刹。山号は江南山。本尊は如意輪観音。梅林禅寺(ばいりんぜんじ)とも称される。
久留米市街の西寄り、筑後川の傍に位置する。
岐阜県妙法山正眼寺と共に修行の厳しさで知られ、この梅林寺からは香夢室など、本山妙心寺管長も出している。その香夢室に十数年師事し公案を全てやり遂げた加藤耕山など、多くの名僧を世に送り出してきた。真に修行を成し遂げようとする雲水にとってこの梅林寺は今も重きをなす道場である。
始め寺は丹波国福知山に立地、瑞巌寺と称していたが、元和6年(1620年福知山藩から久留米藩に転封された有馬豊氏が、翌元和7年(1621年)今の場所に遷座、大龍寺と称したのが創始といわれる。後に父有馬則頼の戒名「梅林院殿」にちなんで梅林寺と改称し、久留米藩歴代の菩提所となった。現在も有馬豊氏を始めとする有馬家一族のが残っている。
現在は寺と塀で区切られているが、筑後川側から北側にかけて隣接する梅林寺外苑には市民らが寄進した約30種500本のと、多数の久留米ツツジなどが植えられ、市民の憩いの場となっている。寺を開山した禹門玄級禅師(うもんげんきゅうぜんじ)の350年諱を記念して1958年に公園として開放された。