2016.02.08更新

千代保稲荷神社(お千代保稲荷)


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所在地 岐阜県海津市平田町
三郷1980
位置 北緯35度15分48.7秒
東経136度38分47.8秒
主祭神 大祖大神、稲荷大神、
祖神
創建 平安時代
千代保稲荷神社(ちよぼいなりじんじゃ)は、岐阜県海津市平田町三郷1980にある稲荷神社である。京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷とともに、日本三大稲荷の一つともいわれることもある。地元の岐阜県西濃地方など中京地方ではお千代保稲荷(おちょぼいなり)と呼ばれることが多く、通称「おちょぼさん」として親しまれている。
平安時代源八幡太郎義家の六男の義隆が分家する際、森の姓をもらいうけ、義家より「先祖の御霊を千代に保て」と祖神と共に宝剣と義家の肖像画を受け賜わったのが始まりと伝えられる。千代保稲荷神社の名も、この言葉からきている。
後に室町時代文明年間(1469年 - 1486年)、子孫の森八海がこの地に祖神を祀ったのが開祖となり、現在は19代目という。
祭神は大祖大神、稲荷大神、祖神。
商売繁盛、縁結び、合格祈願などにご利益がある。伏見稲荷豊川稲荷と比べるとかなり小規模だが、年間250万人が参拝している。特に正月三ヶ日や月末月始の月並祭、15日は大変混雑する。商売繁盛の神社という特色上、同じ西濃地方の南宮大社などに比べ、税理士などの専門職も含め自営業者の参拝が多い。
「先祖の御霊を千代に保て」という教えより、現在でも境内ではお札お守り等は一切出していない。ただし角柱形の御神籤箱によるおみくじは置かれている。お供えとしては、稲藁で結んだ油揚げ蝋燭が使用される。
約110店が軒を連ねる。境内ではお札やお守り等は一切出していないため、この門前町には縁起物を扱う店が多い。また、名物としては草餅、川魚料理モロコ甘露煮鮒味噌など)、串カツ土手煮漬物等がある。かつては大豊泰昭の店もあり、晩年を過ごした場所でもあった。