2016.12.30更新
広島平和記念資料館
正式名称
広島平和記念資料館
専門分野
広島市への原子爆弾投下
の
惨状を伝える
事業主体
広島市
管理運営
公益財団法人広島平和文化
センター
(
指定管理者
)
開館
1955年
所在地
〒
730-0811
広島県
広島市
中区
中島町
1-2
(入場口がある東館。座標位置もそちら)
位置
北緯34度23分29.3秒
東経132度27分11.0秒
広島平和記念資料館(ひろしまへいわきねんしりょうかん)は、
広島県
広島市
中区
に所在する
博物館
(平和博物館)である。「原爆資料館」(げんばくしりょうかん / もしくは「平和資料館」)とも称される。
中島町
の
広島平和記念公園
敷地内に所在し、
広島原爆
の惨状を後世に伝えるための施設として当初は「広島平和会館原爆記念陳列館」の名称で開館した。運営は広島市出資の
財団法人広島平和文化センター
が行っている。
国指定の
重要文化財
である西側の「本館」と、東側の「東館」からなり、観覧は東館から入場し本館から退出するコースとなっている。東館には原爆投下までの広島市の歴史や原爆投下の歴史的背景に関する展示があり、本館では広島原爆の人的・物的被害に関する展示が行われている。特に、原爆投下直後の壊滅した広島市街地の縮小模型、熱線で全身の皮膚を焼けただれさせながら炎の中をさまよう
被爆者
の等身大
ジオラマ
(通称:被爆再現人形(
後出
))、被爆死した三人の
動員学徒
が身に付けていた制服の残骸を組み合わせて一体の人形に仕立てた「三位一体の遺品」や「黒焦げの弁当箱」など被爆死した
動員学徒
たちの遺品、
本通
の
住友銀行
広島支店から
1971年
に移設された「人影の石」などがよく知られている。2013年現在の収蔵品は約2万1000点に及び、館内の見学は本来は3時間ほどかかるとされるが、資料館側の調査によると実際の来館者たちの見学時間は後述の通り平均45分余であるという。
訪問者の累計は5301万人(2005年5月末迄)で年間百万人台で推移しており、特に外国人入館者が多く
トリップアドバイザー
の調査でも高い評価を得ている。また「平和へのメッセージ」として専用のノートに観覧の感想を記すコーナーも設置されており、国内外の各地から来館した人々がメッセージを書きのこしている。このメッセージには多くの著名人・要人によるものが含まれている。
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