2016.09.21更新
元善光寺
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元善光寺
元善光寺(もとぜんこうじ)は
長野県
飯田市
座光寺にある
寺
。山号は定額山。元善光寺と名付けられる前は坐光寺(ざこうじ)と呼ばれており、現在も座光寺(読み同じ)として地名にその名を残す。本尊は
善光寺如来
。
古くはこの地を麻績の里(おみのさと)と呼んだ。
推古天皇
10年(
602年
)にこの地の住人
本多(本田)善光
が、
難波の堀江
(現在の
大阪市
)で
一光三尊
(善光寺如来)の本尊を見つけて持ち帰り、麻績の里の自宅の臼の上に安置したところ、臼が燦然と光を放ったことからここを「坐光寺」としたとされる。
その後、
皇極天皇
元年(
642年
)、勅命により本尊は芋井の里(現在の長野県
長野市
)へ遷座され、この寺が善光の名をとって
善光寺
と名付けられたことから、坐光寺は元善光寺と呼ばれるようになった。遷座された本尊の代わりに勅命によって木彫りの本尊が残され、また「毎月半ば十五日間は必ずこの故里(飯田)に帰りきて衆生を化益せん」という仏勅(お告げ)が残されたことで、「善光寺と元善光寺と両方にお詣りしなければ片詣り」といわれている。
所在地
長野県飯田市座光寺2638
位置
北緯35度32分2.65秒
東経137度51分23.48秒
山号
定額山
宗派
天台宗
本尊
善光寺如来
創建年
伝・
推古天皇
10年(
602年
)
開基
伝・本多(本田)善光