2014.06.05更新
伊勢神宮内宮別宮(月讀宮)
月讀宮
所在地
三重県伊勢市中村町742-1
位置
北緯34度28分24.6秒 東経136度43分43.8秒
主祭神
月讀尊
社格
等
式内社
(大)
創建
804年以前
本殿の
様式
神明造
月讀宮(つきよみのみや)は
内宮(皇大神宮)
別宮で、
三重県
伊勢市
中村町にある
神社
である。「月読宮」と略字表記される場合がある。
月讀宮は
外宮(豊受大神宮)
から約3.8km、内宮から約1.8kmの
五十鈴川
中流域の中村町にある内宮別宮である。祭神は
月讀尊
(つきよみのみこと)。「つきよみさん」とも呼ばれるが、同じく「つきよみさん」と呼ばれる外宮別宮の
月夜見宮
の祭神「月夜見尊」は本別宮と同じ神とされている。
宮域には同じく内宮別宮の、月讀尊の魂を祭神とする月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)、
伊弉諾尊
(いざなぎのみこと)を祭神とする伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)、
伊弉冉尊
(いざなみのみこと)を祭神とする伊佐奈弥宮(いざなみのみや)の3社がある。複数の社殿が並ぶ別宮は月讀宮以外では
瀧原宮
の2社のみで、社殿は
荒祭宮
以外の内宮の他の別宮と同等で、正宮に比べれば小規模であるものの、
神明造
の
社殿
が4つ並ぶ様は壮観である。
向かって右(東)から月讀荒御魂宮、月讀宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮と並んでいるが、参拝は月讀宮-月讀荒御魂宮-伊佐奈岐宮-伊佐奈弥宮の順が正しいとされる。
最高神
天照大神
(あまてらすおおみかみ)の弟神の月讀尊が祭神であることから、内宮別宮としては天照大神の魂を祭神とする荒祭宮(あらまつりのみや)に次ぐ順位で、内宮宮域外の別宮としては最高位の別宮である。
宮域には上記別宮4社のほかに、内宮末社の
葭原神社
(あしはらじんじゃ)がある。ほかの境外別宮と同様に、神職が参拝時間内に常駐する宿衛屋(しゅくえいや)があり、お札・お守りの授与や、神楽や御饌の取次ぎを行なっている。