2016.08.27更新

小松天満宮


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        小松天満宮

加賀藩三代藩主前田利常公が小松城に穩居された時に、前田氏の氏神である北野天神を城北に当るこの地に社殿を造営して鎭祭されたのが小松天満宮です(明暦3年・1657)。東は靈峰白山を望み西は安宅の海岸に続く梯川の畔にあって今も厳かな風致を保っています。社殿は北野天満宮の社頭を四分の一に縮めて造られました。当時の名工山上善衛門(加賀藩のお抱え大工で瑞竜寺・妙成寺・那谷寺などの造成にたずさわっています。)の手に成ったものです。昭和36年、神門と共に江戸時代の唐様建築の代表的なものとして国重要文化財に指定されています。当社はその創建の由来からみても前田家代々の尊崇が篤く、祭神が文学の神と仰がれたことと、初代別当が近世を通じて連歌の第一人者であったこともあって、絵画、書蹟、文書、典籍寺貴重なものが多く宝物殿に保管してあります。