2017.03.29更新
常榮寺
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短歌
所在地
神奈川県
鎌倉市
大町
1-12-11
位置
北緯35度18分57.2秒 東経139度33分15.6秒
山号
慧雲山(けいうんさん)
宗派
日蓮宗
本尊
三宝祖師
創建年
慶長
11年(
1606年
)
開山
日詔
開基
日祐
正式名
慧雲山 常栄寺
別称
ぼたもち寺(牡丹餅寺)
文化財
浅敷の嫗(日祐)の
鉄漿壺
など
常栄寺(じょうえいじ)は
神奈川県
鎌倉市
大町
に所在する
日蓮宗
寺院
。
山号
は慧雲山。
鎌倉時代
からあった草庵を
慶長
11年(
1606年
)に
日祐尼
が開基し、
日詔
上人が
開山
した。
本尊
は
三宝祖師
。後述の縁起によりぼたもち寺(牡丹餅寺)の名で知られる。旧本山は比企谷
妙本寺
、池上・神楽坂法縁。
寺伝によれば、
鎌倉時代
に
源頼朝
が山上に
由比ガ浜
を遠望するための桟敷を作ったのが興りとされる。ここを守護していた
印東祐信
の妻の
日蓮宗
の尼僧(「浅敷の尼」といわれる)が、
文永
8年(
1271年
)の
龍ノ口法難
の折り、処刑のため刑場(現・
龍口寺
)に引かれて行く
日蓮
に胡麻ぼたもちを捧げた、という伝承がある。この後に日蓮は刑を免れたことから「御首継ぎに胡麻の餅」として有名になった。
江戸時代
、
紀州徳川家
家老
水野重良
の娘で日蓮宗に帰依した日祐尼が開基し、
池上本門寺
14世日詔が開山した。常栄寺の寺名はこの浅敷の尼の法名「妙常日栄」がもととなったとも言われている。
法難
のあった毎年9月12日には、参詣人にもぼた餅が供養接待されている。