2017.06.21更新

浄妙寺


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        聖観世音

所在地 神奈川県鎌倉市浄明寺3-8-31
位置 北緯35度19分22.2秒 東経139度34分16.7秒
山号 稲荷山
宗派 臨済宗建長寺派
寺格 鎌倉五山五位
本尊 釈迦如来
創建年 文治4年(1188年
開基 足利義兼退耕行勇(開山)
正式名 稲荷山 浄妙広利禅寺
札所等 鎌倉三十三観音 第9番
鎌倉十三仏霊場 第2番(釈迦如来
文化財 木造退耕行勇坐像(国の重要文化財)ほか
浄妙寺(じょうみょうじ)は、神奈川県鎌倉市にある臨済宗建長寺派の仏教寺院。山号は稲荷山(とうかさん)。詳名は稲荷山浄妙広利禅寺という。本尊は釈迦如来。開基(創立者)は足利義兼、開山(初代住持)は退耕行勇鎌倉五山の第五位。鎌倉三十三観音第9番。
鎌倉市の東部、市の中心部から横浜市の金沢に抜ける金沢街道沿いにある。境内は南に開けた谷の中央に位置し、西には杉本寺と杉本城址、東は胡桃ヶ谷(くるみがやつ)があり、南に衣張山を望む。
鎌倉五山の第五位の寺院として、かつては広大な寺地を有し、23箇院の塔頭を有していた。現在でも付近一帯の地名を「浄明寺」といい(地名は「妙」の代わりに「明」字を用いる)、住宅団地名にも使用されるなど、その名残を残している。寺には婦人病に霊験のある神とされる淡島明神立像を安置することから、婦人病の祈願所とされている。境内墓地には足利貞氏の墓とされる宝篋印塔がある。
足利義兼による文治4年(1188年)の創建と伝えられる。初めは極楽寺という密教真言宗)の寺院であったが、建長寺開山蘭渓道隆の弟子、月峯了然(げっぽうりょうねん)が住職となってから禅刹に改め、ついで寺名も足利貞氏の法名をとって浄妙寺と称した。寺名を改称したのは正嘉年間(1257〜1259年頃)とみられる。