2018.04.20更新

杉本寺

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         御詠歌

       十一面大悲殿

所在地 神奈川県鎌倉市二階堂903
位置 北緯35度19分21.3秒 東経139度34分2.8秒
山号 大蔵山
宗旨 天台宗
本尊 十一面観音
創建年 (伝)天平6年(734年
開山 (伝)行基
正式名 大蔵山 杉本寺
別称 杉本観音
札所等 坂東三十三箇所鎌倉三十三箇所第1番札所
鎌倉地蔵尊霊場第4・6番札所
杉本寺(すぎもとでら)は、神奈川県鎌倉市二階堂にある天台宗の寺院。山号は大蔵山。本尊は十一面観音で、坂東三十三箇所鎌倉三十三箇所の第1番札所である。鎌倉最古の寺とされている。
寺伝によれば、天平6年(734年行基が十一面観音を安置して創建したのに始まるという。文治5年(1189年)堂宇が焼失しているが、このとき観音像は自ら本堂から出て、境内に避難したと伝えられる。『吾妻鏡』によれば、中世には大倉観音堂と呼ばれ、文治5年(1189年)の火災時には別当浄台房が炎の中から本尊を持ち出し無事であったという。同書には建久2年(1191年源頼朝が当寺を参拝し、修理料を寄進したとある。
背後にはかつて杉本城があり、足利方の武将鎌倉府執事を務めた斯波家長(?-1337年)が拠ったが、南朝方の北畠顕家に攻められ、この寺で自害している。
金沢街道から石段を上った先に山門(仁王門)が建ち、さらに上ったところに本堂(観音堂)が建つ。山門から本堂へ上る正面の鎌倉石の石段はすり減っていて通行禁止となっており、参拝者は左側の新しい階段を使用する。本堂の裏山は杉本城跡であり、本堂右手前には杉本城の戦いで戦死した斯波家長と一族の供養塔とされる石塔群がある。

        大蔵弁財天



       大蔵毘沙門天