2014.04.18更新
最福寺別院(江の島大師)
赤不動
江の島大師(えのしまだいし)は神奈川県藤沢市江の島にある単立の寺院である。
江の島にはかつて552年に起源をもつとされる神仏習合の金亀山与願寺があり、また、814年には弘法大師空海が参拝し社殿を創建したと伝えられている。しかしながら、明治維新期の廃仏毀釈や神仏分離令により、与願寺の神道部分は江島神社となって存続する一方で、寺は廃され僧侶は全員僧籍を離れて神職となった。
江の島大師は、島から仏教寺院がなくなって百数十年を経た1993年(平成5年)、1964年(昭和39年)に廃業した旅館「江の島館」跡地に、最福寺 (鹿児島市)の関東別院として創建された。本尊は不動明王で、室内にある像としては国内最大の高さ6mの威容を誇り、赤不動とよばれている[1]。