2015.04.12更新
氣比神宮
氣比神宮
所在地
福井県
敦賀市
曙町11-68
位置
北緯35度39分17.85秒 東経136度4分28.92秒
主祭神
伊奢沙別命
社格
等
式内社
(
名神大
7座)
越前国
一宮
旧
官幣大社
別表神社
創建
(伝)第14代
仲哀天皇
8年(創祀は上古)
別名
笥飯宮・笥飯大神宮
例祭
9月4日
主な神事
御誓祭(
3月6日
)
御名易祭(
3月8日
)
御田植祭(
6月15日
)
牛腸祭(
6月16日
)
総参祭(
7月22日
)
気比の長祭(
9月2日
-
15日
)
氣比神宮(けひじんぐう、気比神宮)は、
福井県
敦賀市
曙町にある
神社
。
式内社
(
名神大社
)、
越前国
一宮
。
旧社格
は
官幣大社
で、現在は
神社本庁
の
別表神社
。
福井県
中央部、
敦賀市
市街地の北東部に鎮座する。敦賀は天然の良港を有するとともに、
北陸道
諸国(現在の
北陸地方
)から畿内への入り口であり、対外的にも朝鮮半島・中国東北部への玄関口にあたる要衝である。神宮はそのような立地であることから、「北陸道総鎮守」と称されて朝廷から特に重視された神社であった。
『
古事記
』『
日本書紀
』では早い時期に神宮についての記事が見えるが、特に
仲哀天皇
(第14代)・
神功皇后
・
応神天皇
(第15代)との関連が深く、古代史において重要な役割を担う。また、中世には
越前国
の
一宮
に位置づけられており、
福井県
から遠くは
新潟県
まで及ぶ諸所に多くの社領を有していた。
社殿はほとんどは
第二次世界大戦
中の空襲で焼失したため、現在の主要社殿は戦後の再建になる。空襲を免れた大鳥居は「日本三大鳥居」にも数えられる壮麗な朱塗鳥居であり、国の
重要文化財
に指定されている。また境内社の
角鹿(つぬが)神社
は「敦賀」の地名発祥地であると伝える。そのほか祭事では多数の特殊神事が現在まで続き、古図、古面等の有形文化財を伝えている。