2014.12.18更新
生田神社
生田神社
生田神社(いくたじんじゃ)は、兵庫県神戸市中央区下山手通一丁目にある神社である。式内社(名神大)で、旧社格は官幣中社。同じ兵庫県内の廣田神社、長田神社とともに神功皇后以来の歴史を有する。
かつて、現在の神戸市中央区の一帯が社領であり、これが「神戸」という地名の語源となる。地元では「生田さん」として親しまれており、初詣時期にはもちろん、それ以外の時期にも参拝客が絶えない。
鳥居の向こうに楼閣、本殿があるが、他にも脇社として蛭子神社および稲荷社、弁天池などがある。また、「謡曲生田敦盛」の碑や、地元飲食店や食品間連企業などの寄付で作られた包丁塚、震災復興祈念碑、楠の神木がある。柱に書かれた寄進者名には、ホテルあるいは海洋関係の企業も多い。
包丁塚は、1993年(平成5年)10月25日に建立された。
境内北側に鎮守の森が広がっており「生田の森」と呼ばれている。
三宮駅の南西、生田ロードの先端に一の鳥居がある。そこから参道はセンター街を抜けて北上し、生田新道を越えた東急ハンズの北東脇に社号標と二の鳥居がある。境内にはいると時間貸しの駐車場があり、その先に三の鳥居と御神門がある。 境内には幾多の歌にも詠まれた「生田森」が残っており、かつては源平の戦場にもなった森が今では市民の憩いの場になっている。
秋とだに吹きあへぬ風に色かはる 生田の杜の露の下草(藤原定家 続後撰和歌集)
津の國の生田の杜に人はこで月に言とふ夜はのあきかぜ(中務卿宗尊親王 新後撰和歌集卷第五秋歌下)