2014.12.13更新
湊川神社
湊川神社
毘沙門天
所在地
兵庫県神戸市中央区多聞通三丁目1番1号
位置
北緯34度40分53.5秒 東経135度10分32.0秒
主祭神
楠木正成
社格
等
別格官幣社・別表神社
創建
明治5年(1872年)
札所等
神仏霊場巡拝の道
70番(兵庫5番)
例祭
7月12日
湊川神社(みなとがわじんじゃ)は、
兵庫県
神戸市
中央区
多聞通
三丁目にある
楠木正成
を祭る
神社
。地元では親しみを込めて「楠公(なんこう)さん」と呼ばれている。
建武中興十五社
の一社で、旧
社格
は別格官幣社である。
楠木正成は、
延元
元年(
1336年
)5月25日、
湊川
の地で
足利尊氏
と戦い殉節した(
湊川の戦い
)。その
墓
は長らく荒廃していたが、
元禄
5年(
1692年
)になり
徳川光圀
が「嗚呼忠臣楠子之墓」の石碑を建立した。以来、
水戸学
者らによって楠木正成は理想の勤皇家として崇敬された。
幕末
には
維新
志士らによって祭祀されるようになり、彼らの熱烈な崇敬心は
国家
による楠社創建を求めるに至った。
1867年
(
慶応
3年)に
尾張藩
主
徳川慶勝
により楠社創立の建白がなされ、
明治
元年(
1868年
)、それを受けて
明治天皇
は大楠公の忠義を後世に伝えるため、神社を創建するよう命じ、明治2年(
1869年
)、墓所・殉節地を含む7,232坪(現在約7,680坪)を境内地と定め、明治5年(
1872年
)5月24日、湊川神社が創建された。
境内には、楠公にゆかりのあるものを納めた宝物殿や能楽堂である神能殿や
結婚式
などのための楠公会館などがある。また
兵庫県
内の神社の事務を管轄する兵庫県
神社庁
の事務所がある。