2016.02.29更新

南院


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         御詠歌

        浪切不動

南院は東大寺の南院に住していた、子島真興僧都の建立。本尊浪切不動明王(重文)は、空海が唐から帰国の際、荒波を鎮めたという伝承をもっています。初め伽藍山王院に安置されていましたが、南院住職維範大徳の時(平安時代)に当院に移されました。
昭和63年に南院本堂の西隣に、スリランカのジャワルダナヤ大統領から贈られた仏舎利を奉納する仏舎利塔が建立されました。これは、スリランカ出身のシロガマ・ヴィマーラ大僧正が南院で修行をしたご縁によるものです。
仏舎利塔の二階内部は、弥勒菩薩を中心に諸菩薩、不動、飛天が描かれ、弥勒曼陀羅を立体化したものです。
一階にはお大師様と各家の五輪塔が奉られています。
弥勒菩薩はお釈迦様の御舎利を抱いて都卒天に上生され、またお大師様も御入定されて都卒天に上られ、私たちを見守って下さっています。このように南院の仏舎利塔には、お釈迦様と弥勒菩薩とお大師様をお祀りしています。