2014.06.12更新
化野念仏寺
無縁佛代浄土
所在地
京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
位置
北緯35度1分36.50秒
東経135度39分52.28秒
山号
華西山(かさいざん)
宗派
浄土宗
本尊
阿弥陀如来
創建年
伝・
弘仁
2年(
811年
)
開基
伝・
空海
正式名
華西山 東漸院(とうぜんいん) 化野念仏寺
化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)は、
京都市
右京区
の
嵯峨野
にある
浄土宗
の寺。山号は華西山。化野は東山の
鳥辺野
(とりべの)、洛北の蓮台野と並ぶ
平安時代
以来の墓地であり、
風葬
の地として知られる。
伝承によれば
弘仁
2年(
811年
)、
空海
が五智山如来寺を建立し、野ざらしになっていた遺骸を埋葬したのに始まるとされ、後に
法然
が念仏道場を開き、念仏寺となったという。本尊は
阿弥陀如来
像(寺伝に
湛慶
作というが実際の作者は不明)、本堂は
江戸時代
の
正徳
2年(
1712年
)に寂道により再建されたもの。境内の約8000体という夥しい数の石仏・石塔は、
明治
36年(
1903年
)頃に、化野に散在していた多くの無縁仏を掘り出して集めたものである。境内には
水子
地蔵もあり、
地蔵菩薩
の縁日には
水子
供養が行われている。