豊国廟(ほうこくびょう)は、豊臣秀吉の廟所です。 慶長3年(1598)8月18日、63歳で亡くなった秀吉の遺体は、遺命により、阿弥陀ヶ峰(あみだがみね)中腹に葬られました。
墳上には祠廟、山麓には社殿が建立され、毎年盛大な祭礼が取り行われていましたが、元和元年(1615)豊臣氏の滅亡と共に、廟は破壊され荒れ果てていました。
明治30年(1897)、秀吉の300年忌に際し、廟宇が再建され、墳上に巨大な五輪石塔が建てられた。
社殿は、明治13年(1880)、旧方広寺大仏殿の地に、豊国神社として再建されています。