2014.06.11更新

法輪寺

        虚空蔵尊

所在地 京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町68
位置 北緯35度0分36.85秒 東経135度40分37.11秒
山号 智福山
宗派 真言宗五智教団
本尊 虚空蔵菩薩
創建年 伝・713年和銅6年)
開基 伝・行基元明天皇(勅願)
別称 虚空蔵法輪寺、嵯峨虚空蔵、嵯峨の虚空蔵さん
札所等 京都十三仏霊場13番
日本三大虚空蔵
通称寺の会
文化財 木造持国天・多聞天立像(重要文化財)

法輪寺(ほうりんじ)は、京都市西京区にある仏教寺院。山号は智福山。宗派は真言宗五智教団に属する。虚空蔵法輪寺や嵯峨虚空蔵と通称される。
名勝嵐山の中腹に位置する。本尊の虚空蔵菩薩が、「嵯峨の虚空蔵さん(さがのこくうぞうさん)」として親しまれている。奥州会津柳津円蔵寺伊勢朝熊山(あさまやま)の金剛證寺とともに「日本三大虚空蔵」と称される。古くは、『今昔物語集』・『枕草子』・『平家物語』などにその名が見え、知恵、芸事の上達、また丑寅年生まれの守り本尊として信仰を集める。また、十三詣りや針供養・うるし祖神の寺としても著名である。さらに、境内には、電気・電波を守護する鎮守社である電電宮が祀られている。
寺伝によれば、和銅6年(713年)、行基元明天皇の勅願により、五穀豊穣、産業の興隆を祈願する葛井寺(かどのいでら)として建立したとされる。その後、天長6年(829年)、空海の弟子にあたる道昌が、虚空蔵菩薩像を安置し、貞観10年(868年)、寺号を法輪寺と称したという。
室町時代応仁の乱により罹災し、江戸時代後陽成天皇により再建されるが、幕末元治元年(1864年)の禁門の変により、再度罹災している。