2014.09.10更新
地蔵院(竹の寺)
本來無一物
地蔵院は竹林の美しさで知られる臨済宗の寺院です。幼少のころ近くに生家があった一休禅師(1394〜1481)が修養の場としていた寺としても知られます。
地蔵院の地はもともとは、衣笠内大臣といわれた歌人の藤原家良(いえよし)(1192〜1264)が山荘を営んでいた場所ですが、貞治6年(1367年)もしくは応安元年(1368年)に室町幕府の管領であった南北朝時代の武将・細川頼之(よりゆき)(1329〜1392)が尼僧妙性(みょうしょう)から土地を買取り、寄進したことに始まります。