2014.06.13更新

阿弥陀寺

         弾誓佛

所在地 京都府京都市左京区大原古知平町83
位置 北緯35度08分17.62秒 東経135度49分40.28秒
山号 光明山
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 慶長14年(1609年
開基 弾誓
別称 古知谷阿弥陀寺
文化財 木造阿弥陀如来坐像(重要文化財)
阿弥陀寺(あみだじ)は、京都市左京区大原の北側に位置する古知谷(こちだに)にある浄土宗寺院。山号は光明山。院号は法国院。古知谷阿弥陀寺ともいう。
1609年慶長14年)3月、弾誓(たんぜい)上人が開山した念仏道場である。弾誓は尾張国の出身で、9歳で出家後、諸国を行脚して修行の後、この地に来た。開山から4年後の1613年(慶長18年)5月23日、弾誓は当寺で62歳で示寂した。当寺の本堂脇の巌窟内の石棺には弾誓の遺骸が安置されている。本堂には開山弾誓の像(弾誓が自らの毛髪を埋め込んだ自作の植髪像と伝える)を本尊として安置している[1]
弾誓は体質を樹脂化したうえで自ら石棺に入り即身仏となったと伝えられる。浄土宗寺院では一般に阿弥陀如来を本尊とするが、当寺は阿弥陀とともに弾誓像を本尊として安置することから「弾誓仏一流本山」と称する[2]
本堂から300メートルほどの山上にある禅公窟は、享保年間(1716 - 1736年)、弾誓を慕ってこの地にやってきた近江国の念仏行者澄禅が参禅したところと伝えられている[3]