2015.09.15更新
梨木神社
梨木神社
梨木神社(なしのきじんじゃ)は、京都府京都市上京区にある神社である。旧社格は別格官幣社。
明治維新に大きく貢献した三條實萬(さねつむ)・三條實美(さねとみ)父子を祭神とする。境内の井戸の水は「染井の水」と呼ばれ、京都三名水の一つとされる。京都三名水(醒ヶ井・県井・染井)のうち、現存するのはここだけである。 また境内には約500株の萩が植えられており、別名萩の宮とも呼ばれており、9月中旬〜下旬には萩祭りがおこなわれる
社殿の修復等の資金集めに苦慮していた2013年、境内の参道を含む土地をマンション開発業者に60年の期限付きで貸し、その地代を社殿の修復費用に充てることしたが、その計画が神社本庁の承認を得られなかったことから、神社本庁から離脱し単立神社となる事態となった。神社本庁の別表神社の神社本庁からの離脱は気多大社以来のこととなる。
久邇宮朝彦親王の令旨により、三条家の邸宅跡に三條實萬を祀るための社殿を造営し、明治18年(1885年)、地名からとった梨木神社の社号と別格官幣社の列格を受けて創建した。その後大正4年(1915年)、大正天皇即位を記念して、子の實美を合祀した。