2017.01.31更新
霊雲院
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文殊菩薩
所在地
京都府京都市東山区本町15丁目801
位置
北緯34度58分42.02秒
東経135度46分17.81秒
宗派
臨済宗東福寺派
寺格
東福寺
塔頭
創建年
明徳
元年(1390年)
開基
岐陽方秀
文化財
絹本著色岐陽和尚像、
宋版仏法大明録2冊、
宋版十諫書2冊
※
京都国立博物館寄託
(以上重要文化財)
庭園(名勝・史跡)
霊雲院(れいうんいん)は、
京都府
京都市
東山区
にある
臨済宗東福寺派
の
寺院
で
東福寺
の
塔頭
である。
明徳
元年(1390年)に
岐陽方秀
(きようほうしゅう)が開いたとされ、当初は不二庵と呼ばれていた。岐陽和尚は、
天龍寺
第六十四世、
南禅寺
第九十六世、
東福寺
第八十世に歴任した高僧である。
明徳4年(1394年)に
遣明船
が
明国
から
四書
や詩経集伝などを舶載した時、岐陽和尚がはじめてこれらに注釈を加えて講義をされ、後に将軍
足利義持
に篤く帰依されている。
幕末には、この寺で
西郷隆盛
と勤王の僧、
月照
が維新へ向けて密議を交わしたといわれ、
日露戦争
当時にはロシア兵の捕虜収容所となった。50人のロシア兵が8ヶ月に渡ってここで寝起きし、彼らが故郷を想って作った弦楽器が展示されている。