2014.12.04更新

月讀神社

        月讀神社

所在地 京都府京都市西京区松室山添町15
位置 北緯34度59分47.55秒 東経135度41分9.79秒
主祭神 月読尊
社格 式内社名神大
松尾大社境外摂社
創建 )第23代顕宗天皇3年
本殿の様式 流造檜皮葺
例祭 10月3日

月読神社(つきよみじんじゃ、月讀神社)は、京都府京都市西京区にある神社式内社名神大社)で、現在は松尾大社摂社。
「松尾七社」の一社。松尾大社の南400メートルの地に鎮座する。
ツクヨミ(月読尊)は『古事記』『日本書紀』の神話でアマテラス(天照大神)の弟神として知られるが、当社の祭神の神格はそれとは異なり、記紀神話とは別の伝承で伝えられた月神であると考えられている[1]。『日本書紀』顕宗天皇3年2月条[原 1]における当社の創建伝承では、高皇産霊(タカミムスビ)を祖とする「月神」は壱岐県主(いきのあがたぬし)に奉斎されたとある[2]。また『先代旧事本紀[原 2]では、「月神命」は壱岐県主の祖ともある[2]。これらから、祭神の神格は海人の壱岐氏(いきうじ)によって祀られた月神(海の干満を司る神)とされる[1]
なお、関連して『日本書紀』顕宗天皇3年4月条[原 3]では対馬下県直が奉斎したという「日神」の記載があるが、こちらもまたアマテラスとは異なる太陽信仰を出自とする神とされる[3]。月神と同様、この日神も高皇産霊を祖とすると記されている[3]