2015.09.02更新

京都御苑


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所在地
分類 国民公園
面積 約65 ha
運営者 環境省
事務所 環境省
京都御苑管理事務所
事務所所在地 京都市上京区京都御苑3
公式サイト 京都御苑
京都御苑(きょうとぎょえん)は京都府京都市上京区にある国民公園京都御所の周囲の地区を指す。
京都市の中心部に位置し、東西南北を寺町通烏丸通丸太町通今出川通に区切られた区域。東西約700メートル・南北1300メートルの範囲で総面積は92ヘクタール。そのうち環境省が管理する国民公園である京都御苑は65ヘクタールにおよぶ[1]
現在は京都御所仙洞御所京都大宮御所築地内は宮内庁が、2005年4月に開館した京都迎賓館内閣府が、それ以外のは環境省が管理している。
多くの木々が生い茂る公園内には、京都御所仙洞御所京都大宮御所宮内庁京都事務所皇宮警察本部京都護衛署などの宮内庁・皇宮警察関連の施設をはじめ、公家屋敷の遺構、公園の管理を行う環境省京都御苑管理事務所のほか、グラウンドテニスコートもあり、市民の憩いの場になっている。
現在の京都御苑の地域は、近世には200あまりの邸宅が立ち並ぶ公家町であった。明治2年(1869年)に明治天皇とともに公家らが東京へ移った後、公家屋敷などが広がっていた京都御所周辺は荒廃した。この状況に対して岩倉具視は、旧慣保存のためにも明治10年(1877年)に御所の保存を建議した。これを受け、京都府が火災延焼を防ぐため御所周辺の空き家となった公家屋敷などを撤去して整備したのが京都御苑の始まりである。当初は周囲の土塁と堀を整備したにとどまった。
明治16年(1883年)に御苑の管理は京都府から宮内省に移り、その後も整備は続けられ大正4年(1915年)の大正大礼にて、建礼門前大通りの改修工事が施されほぼ現在の姿になった。
昭和24年(1949年)には厚生省の管理運営のもと国民公園となった。昭和46年(1971年)環境庁発足の際、管理運営は厚生省から環境庁(現環境省)に移る。