所在地 |
三重県伊勢市吹上一丁目二番六号 |
御祭神 |
主祭神 |
天牟羅雲命御玉 (あめのむらくものみことのみたま)山田参土八神社の一つ |
相祭神 |
度会晴彦神主 (わたらいはるひこかんぬし) |
大国主命 (おおくにぬしのみこと) |
宇迦御魂神 (うかのみたまのかみ) |
菅原道真公 (すがわらみちざねこう) |
末社祭神 |
不詳 |
三吉稲荷神社 |
「世木」は、水をせき止める堰に由来する名。上古以来、宮川の分流豊川をせきとめて用水とする堰があったので、この地が「世木」と呼ばれました。主祭神の天牟羅雲命は、この地の豪族で代々外宮の祢宜をつとめる渡会氏の遠祖とされる神ですが、その度会一族の一つがこの世木村に住み世木氏を名乗って本社を氏神とし、又治水を祈ってきました。創始の年代は不詳ですが、この世木氏の氏神であった光明寺(現岩淵三丁目)に残る古文書は、鎌倉時代のこの地の盛行を語っています。
しかし、十五世紀中葉、この世木氏が他の土地に移住していくと、社は残った村人達の氏神となりました。明治四十一年、周辺の藤里や岩淵にあった渡会氏関係の社はここに合祀され、世木坐渡会氏神社となり今に至りました。