2014.05.07更新
獅子岩
獅子岩(獅子巌、ししいわ)は三重県熊野市井戸町、国道42号の七里御浜沿いに存在する獅子の形をした岩山。高さ約25メートル、周囲約210メートル[1]。砂浜を挟んだ東隣に位置する鬼ヶ城の海蝕洞などと同様、波の侵食によって形成されたものであり[2]、岬の先端に口を開いているように見える[3]。大馬神社の狛犬になぞらえられており、そのため大馬神社には狛犬が置かれないでいる[1]。
国の天然記念物「鬼ケ城」[1](1935年〈昭和10年〉12月24日指定[2])に、1958年(昭和33年)6月24日[3]、獅子巌が追加指定され、国の名勝および天然記念物「熊野の鬼ケ城 附 獅子巖」(くまののおにがじょう つけたり ししいわ)に名称が変更となった[4]。2004年7月には、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部として登録された[5]。