2015.06.26更新

吉田神社

        吉田神社


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所在地 茨城県水戸市宮内町
3193-2
位置 北緯36度21分42.58秒
東経140度28分56.35秒
主祭神 日本武尊
社格 式内社名神大社
常陸国三宮
県社
創建 不詳
本殿の様式 神明造
例祭 10月中旬(秋季例大祭)
吉田神社(よしだじんじゃ)は、茨城県水戸市宮内町にある神社式内社名神大社)、常陸国三宮で、旧社格県社
水戸市中心市街地の南部、小高い丘である朝日山の山上に鎮座する。創建には日本武尊の東征との関わりを伝える。武神である日本武尊を祀ることから、蝦夷征伐の過程で古くから朝廷からの強い崇敬を受けた神社である。社殿は戦災で焼失したが、境内には日本武尊にまつわる場所が現在も「三角山」として残されている。

『常陽式内鎮座本紀』『常陸二十八社考』によると、日本武尊が東征の際にこの地(朝日山/三角山)で兵を休ませたといい、これにちなんで社殿が造営されたのが創建であるという[2]。創祀年代は不詳であるが、吉田神社所蔵の古文書によれば、正安4年(1301年)に鎮座以来800余年を経過した旨の記載が見える[2][1]。1985年10月19、20日開催の秋季例大祭は創建1500年祭として実施した[3]。休憩場所とされる地は、現在も境内一角に伝えられている。
この伝承に対して、『常陸国風土記』では那賀郡における日本武尊の説話が見えないことから、日本武尊への結びつけを平安時代初期頃と推測する説もある[4]