2016.05.08更新

円通院


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        聖観世音

所在地 宮城県宮城郡松島町松島字町内67
位置 北緯38度22分16.8秒 東経141度3分34.8秒
宗旨 臨済宗妙心寺派
本尊 聖観世音菩薩
創建年 正保4年(1647年
開山 洞水(瑞巌寺第100世和尚)
開基 伊達忠宗
別称 バラ寺、薔薇寺
札所等 三陸三十三観音霊場・第1番札所
文化財 圓通院霊屋 附厨子1基・棟札1枚
公式HP 円通院
円通院(えんつういん。旧字体:圓通院)は、宮城県宮城郡松島町日本三景松島)にある臨済宗妙心寺派の寺院である。本尊は聖観世音菩薩。瑞巌寺の南側に隣接してある。通称バラ寺」「薔薇寺」[1]
19歳で早世した伊達光宗菩提寺であり、光宗の霊廟である三慧殿が「圓通院霊屋」の名で国の重要文化財に指定されている。光宗は仙台藩第2代藩主・伊達忠宗の次男であり、仙台藩祖・伊達政宗からみると孫にあたる。
三慧殿の厨子には、慶長遣欧使節を率いた支倉常長西洋から持ち帰ったバラと、フィレンツェを象徴する水仙が描かれている。この厨子のバラをヒントに天野明道住職が、「白華峰西洋の庭」(6,000m2)にバラを植えて一般の観覧に供したため、「薔薇寺」の異名でも呼ばれるようになった。ただし、バラは開花時期が限られるため、院内を覆うコケの方が印象深い。
そのほか、数珠作り体験と、庭園のライトアップで知られる。境内には「縁結び観音」もある。