2015.05.12更新
金山神社
金山神社
所在地
愛知県
名古屋市
熱田区
金山町1丁目16番地19
位置
北緯35度08分25.88秒
東経136度54分01.94秒
主祭神
金山彦命・金山比売命
・
天目一筒命
社格
等
村社・12級社
創建
応永
年間
本殿の
様式
流造
例祭
11月8日
金山神社(かなやまじんじゃ)は
愛知県
名古屋市
熱田区
にある神社。周辺の地名である「
金山
」は当社に由来する
[1]
。
承和
年間(
834年
-
847年
)、
熱田神宮
の鍛冶職であった尾崎善光が自らの屋敷に勧請したのが始まりと伝わる
[2]
。
応永
年間(
1394年
-
1427年
)、尾崎氏は住まいを現在の熱田区中瀬町に移して元の屋敷跡に社殿を造営した
[2]
。この付近は
熱田神宮
の神域北端にあたることから
高座結御子神社
の末社となり、神宮の
禰宜
により祭祀が営まれていたという
[2]
。これらから当地は「尾張鍛冶発祥の地」とされ、周辺には古くから鍛冶職人が集まり
室町時代
後期から
江戸時代
初期にかけては「金山鍔」と呼ばれる
鍔
の一大生産地でもあった
[3]
。当社では江戸時代末期から金物商による「金栄」「竹栄」2つの
講
が成立して社殿の造営などが行われた
[2]
。
明治5年
8月(
1872年
9月)に
村社
に列格、
1929年
(
昭和
4年)10月には神饌幣帛料供進社に指定
[2]
。前述の2つの講は「金盛講」と名を改めて続いたが
1956年
(昭和31年)に発展的解消、翌年には奉賛会が結成された
[2]
。現在も金属業界の崇敬を集める神社として知られる
[4]
。毎年11月に行われる例祭は「ふいご祭」と称しており
[4]
[5]
、かつては
刀鍛冶
の奉納も行われていた。