2015.02.07更新
豊国神社
豊国神社
豊国神社(とよくにじんじゃ)は、名古屋市中村区の中村公園内にある豊臣秀吉を祀る神社。
同名或いは同字の神社が全国にあるが(豊国神社を参照)、当社は敷地が豊臣秀吉の生地に当たる。なお東隣の妙行寺は加藤清正の生地であり、当社でも摂社で清正を祀っている。
明治17年7月、当時の県令国貞廉平をはじめ地元崇敬者の人々による、生地で秀吉を祀る運動が盛んとなり、翌明治18年1月に竣工した。8月には神社が創建されたが、県令の死去により以降の工事は中止された。
社殿自体は小ぶりの質素なもので、拝殿向かって右側に秀吉の絵姿が掲げられている。参道入口には昭和4年(1929年)の名古屋市編入に際して立てられた「中村の大鳥居」が聳えている。社殿東側には「豐公誕生之地」の碑が立ち、また中村公園内には昭和42年(1967年)に秀吉清正記念館が設置されている。