2016.10.01更新
不空院
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福井之大師
不空羂索観音
所在地
奈良県奈良市高畑町1365
位置
北緯34度40分35.5秒 東経135度50分48.0秒
山号
春日山
宗派
真言律宗
本尊
不空羂索観音
別称
福井之大師
札所等
大和北部八十八ヶ所霊場
第77番
文化財
木造不空羂索観音坐像(国の
重要文化財
)
不空院(ふくういん)は、
奈良県
奈良市
高畑町
にある
真言律宗
の仏教寺院。山号は春日山(しゅんにちさん)。 別称は福井之大師。本尊は
不空羂索観音
。
菅家本『諸寺縁起集』などによると、不空院は
鑑真
の住坊跡に建立された寺院と伝え、弘仁年間(810 - 824年)には空海が
興福寺
南円堂(八角円堂)建立に先立ち、その雛形を当寺に建てたという。
鎌倉時代
には
西大寺
の
叡尊
、興福寺の
円晴
、
唐招提寺
の
覚盛
、
西方院
(唐招提寺子院)の
有厳
が当院で
戒律
を講じたという
[2]
。
室町時代
には興福寺の二大院家の1つの
大乗院
の末寺となっていた。近世は本堂に
弁才天
が安置されていること、また院号の不空院が転じて福院とも呼ばれたことで、「かけこみ寺」として
奈良町
の芸妓達の信仰を集めていた。
1854年
の
安政の大地震
で堂宇が倒壊。大正年間に三谷弘厳によって再興された。
宇迦辨財天女
御詠歌
羂索庵