2016.10.04更新

十念寺


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所在地 奈良県奈良市南風呂町27
位置 北緯34度40分41.6秒 東経135度49分37.5秒
山号 忍性山
宗旨 浄土宗西山深草派
本尊 阿弥陀如来
創建年 正応年間(1288年 - 1292年
開山 忍性
十念寺(じゅうねんじ)は、奈良県奈良市にある浄土宗仏教寺院山号は忍性山、正式名称は忍性山愛染院金毘羅十念寺。花園天皇勅願所。本尊は阿弥陀如来である。
正応
年間(1288年 - 1292年)に忍性が創建した。当初は大安寺の南に位置する八条村に建てられたと伝わる。元は真言宗で、嘉元2年(1304年)に浄土宗に改宗した。天正年間に現在の場所に移った。境内に本堂・愛染堂・地蔵堂・金毘羅堂、忍性の供養塔、複数の古井戸がある。愛染堂の明王像は湛康の作とされる。享保年間の火災で本堂・愛染堂が焼失したとされ、現在の本堂は享保14年に再建されたものである。十念寺の地蔵は顔を白く塗られ眉・目・鼻・唇が鮮やかに描かれたものであり、くさ地蔵・おしろい地蔵・一言地蔵などと呼ばれる。この地蔵にはらいを治すという言い伝えがあり、願いが叶った者はお礼におしろいを納めたという。