2014.05.15更新
渋谷向山古墳(景行天皇陵)
景行天皇(けいこうてんのう、垂仁天皇17年 - 景行天皇60年11月7日)は、『古事記』『日本書紀』に記される第12代天皇(在位:景行天皇元年7月11日 - 同60年11月7日)。和風諡号は大足彦忍代別天皇(おおたらしひこおしろわけのすめらみこと)・大帯日子淤斯呂和氣天皇(古事記)。常陸風土記には大足日足天皇。播磨風土記には大帯日子天皇、大帯日古天皇、大帯比古天皇。日本武尊(やまとたけるのみこと)の父。
「タラシヒコ」という称号は12代景行・13代成務・14代仲哀の3天皇が持ち、時代が下って7世紀前半に在位したことが確実な34代舒明・35代皇極(37代斉明)の両天皇も同じ称号をもつことから、タラシヒコの称号は7世紀前半のものであるとして、12,13,14代の称号は後世の造作と考える説があり、景行天皇の実在性には疑問が出されている。記紀の記事は多くが日本武尊(やまとたける)の物語で占められ、残るのは帝紀部分のみになり史実性には疑いが持たれるものの、実在を仮定すれば、その年代は4世紀前半かと考えられている。
位置 | 北緯34度33分3秒 東経135度50分56秒 |
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所在地 | 奈良県天理市渋谷町 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 | 墳丘長310m 高さ23m |
築造年代 | 4世紀後半 |
被葬者 | 第12代景行天皇(宮内庁治定) |
史跡指定 | 宮内庁治定(山邊道上陵) |
渋谷向山古墳(しぶたにむこうやまこふん)は、奈良県天理市渋谷町にある前方後円墳。
宮内庁により「山邊道上陵(やまのべのみちのえのみささぎ)」として第12代景行天皇の陵に治定されている。
現在は景行天皇陵に治定されているが、江戸時代には崇神天皇陵と思われていた。築造年代は現在の崇神天皇陵である行燈山古墳より少し遅れた4世紀後半と推定される。
1996年に調査が行われた。