2016.10.22更新

瑜伽神社


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        瑜伽神社

所在地 奈良県奈良市高畑町
1059
位置 北緯34度40分44.10秒
東経135度50分8.52秒
主祭神 宇迦御魂大神
例祭 3月8日
瑜伽神社(ゆうがじんしゃ)は、奈良県奈良市高畑町にある神社
社伝によると飛鳥神奈備平城奠都とともにこの地に移り、この山を平城の飛鳥山と呼んだという。もとは元興寺禅定院鬼門鎮守の社で、後に興福寺大乗院が山麓に建つに及び、その守護神として藤原氏等の崇敬を受けた。
飛鳥の元宮に対し今宮と呼ばれた。『大乗院寺社雑事記明応3年(1494年)12月30日の条に、「一後智恵光院殿御建立之分(中略)今宮殿御殿 同拝殿仮葺也」とある。瑜伽神社と称するようになったのは比較的最近のこととしている。
この辺りは中世の瑜伽山城あるいは西方院山城鬼薗山城の跡とみられており、西隣の奈良ホテルが建つ山を鬼薗山、東の瑜伽山一帯を西方院山と呼ぶのが一般的である。いまも広い台地と濠の跡が残っている。
一の鳥居の左手に社務所手水舎神符所があり、その先に長い石段が山腹を登っている。
少し登ると中腹右手に飛鳥神並社と瑜伽山櫻楓歌碑がある。
石段の末に、「瑜伽本宮」の扁額を大きく掲げた拝殿があり、左手に久恵比古社と猿田彦神社、右手に一言稲荷社と平城の飛鳥の万葉歌碑がある。
本殿の背後一帯は、お山と呼ばれ、大杉大明神・白玉大明神・末広大明神・子金丸明神がそれぞれ石標を建てて祀られている。