2015.02.09更新
円満寺
不動明王
所在地
兵庫県西宮市社家町1-36
位置
北緯34度44分4.30秒
東経135度20分2.43秒
山号
医王山
宗派
高野山真言宗
寺格
別格本山
本尊
薬師如来
創建年
康保
3年(
966年
)
開基
(伝)
法道
仙人
別称
西宮成田山
札所等
摂津国八十八箇所
79番
円満寺(えんまんじ)は兵庫県
西宮市
にある仏教寺院。
高野山真言宗
別格本山、山号は医王山。
摂津国八十八箇所
79番札所。本尊は
薬師如来
。
開山・
法道
仙人、創建・
康保
3年(
966年
)
円満寺は、西宮市鷲林寺にあった、武庫山
鷲林寺
を現在地(西宮市
社家町
)に移したのが始まりである。
武庫山鷲林寺は平安末期の
治承・寿永の乱
(源平合戦)、
戦国時代
には、
荒木村重
の乱に遭い荒廃した。また、織田信長の焼き討ちのため炎上し、灰燼に帰した。灰燼に帰したときに、南勝坊に霊夢によるお告げがあったため、鷲林寺を現在地に移した。そのため、今里鷲林寺とも称されて、現在に至っている。
1945年
(昭和20年)8月の空襲で、すべての建物が全焼した。その際、所蔵していた古記録も焼失して、詳しい歴史が解らなくなってしまった。
1948年
(昭和23年)円満寺第53世、真応により、本堂・庫裡などの諸堂を再建し、中興を果たした。しかし、
1995年
(平成7年)の
阪神・淡路大震災
では西宮成田山の堂宇、納骨堂、庫裡が全壊した。
境内の西側には、
神変大菩薩
の石碑、
稲荷
社がある。
同じ敷地内に西宮成田山の堂宇(祈祷殿)があり、
不動明王
を祀る。祀られている不動明王は、
1959年
(
昭和
34)、
大本山
成田山
新勝寺
の
貫首
・
荒木照定
大僧正
の開眼による成田山新勝寺本尊の御分身。
また、同時期に
高野山真言宗
管長
・
水原堯榮
大僧正より、「西宮成田山」の山号を授かり、西宮成田山と称し、交通安全祈願道場とした。交通安全祈願のほか、厄除けなどの所願成就を願う参詣者も多い。
1995年
(
平成
7)の
阪神淡路大震災
で旧祈祷殿が全壊。震災以降、仮堂が設けられたが、祈祷殿を再建を発願し、着工。
2013年
(平成25)年10月28日、完成した祈祷殿の
落慶
法要
が営まれ、震災からの復興を遂げた。
現祈祷殿は
鉄筋コンクリート
。
流れ向拝
付き
入母屋
造・本
瓦
葺き・地上1階地下1階建て・延べ面積379u。