2015.06.03更新

勝楽寺

       小山田地蔵尊

【寺名】 萬松山 勝楽寺(しょうらくじ)
【宗派】 曹洞宗
【別名】 小山田地蔵尊
【本尊】 子安地蔵菩薩(伝後白河法皇御自作)
【開山】 雲山民耕師(曹洞宗)
【開基】 権大僧密顕法印(真言宗)
勝楽寺本尊・子安地蔵菩薩は、後白河法皇(在位1155-58)の手になるもといわれ、一刀三礼、御丈八寸の御木像祢である。
延元4年(1339)勝楽寺創建の時、足利尊氏公(1305-58)は、寺の入口に、国家安泰、民福多幸を祈念して「足利誓いの松」を植え、地蔵尊遷座御奉安した。
当時、難産に苦しむ妊婦が真心を籠めて祈願すれば即時安産と言われ、誰れ言ふと無く子安地蔵菩薩と崇め、満願霊験顕著となり、爾来、参拝者日々後を絶たない。尊氏公は地蔵尊信仰者と伝えられている。
戦後、境内出林より岩場古墳が発見され、本土品に国家的、銘品との評価を得た。これらと合わせて伝来の宝物類、美術品、文化資料等を保存、管理し、文化向上発展のため貴重な社会教育資料として公開、社会に貢献することを目的に、聰明閣、文殊殿が建立された。
これらの文化財は、近郷はじめ国内何處にも見られないと感嘆、賞賛の声があがっている。