2017.01.15更新
大原八幡宮
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大原八幡宮
所在地
大分県日田市田島2丁目184
位置
北緯33度19分14.73秒
東経130度56分44.84秒
主祭神
誉田別命・大帯姫命・比売大神
社格
等
旧県社
創建
伝慶雲元年(704年)
本殿の
様式
入母屋造銅板葺
別名
大原神社
例祭
9月23日
主な神事
仲秋祭(
放生会
)(9月21日 - 25日)
米占祭(3月15日)
大原八幡宮(おおはらはちまんぐう)は
大分県
日田市
にある
神社
である。市内最大級の
八幡宮
で、通称は大原神社。大波羅八幡宮とも表記される。
日田の八幡神社の初見は
天武天皇
白鳳
9年(
680年
)、
靱負郷
岩松峰(日田市
天瀬町
金場の北)に宇佐の鷹の居の社にいます神と名乗る神が現れ、社(鞍形尾の宮)を建てて祀ったことが初めである。
慶雲
元年(
704年
)、杉原の
杉
の下に神が降りて村の女に
神懸かり
、「岩松の峰の神」を名乗って「杉原が便宜よいのでここにきた」と告げたとして、社を建てて祀ったというのが大原八幡宮の前身である杉原宮である。
貞観
13年(
871年
)若しくは
仁寿
2年(
852年
)に、当時日田
郡司
であった
大蔵永弘
によって、杉原宮から現在の元宮に遷座され、
宇佐神宮
より橋本公則を迎え社司としている。
建久
4年(
1193年
)、
九州探題
大友能直
が、東の総社を
柞原八幡宮
、西の総社を大原八幡宮として
鎌倉
鶴岡八幡宮
の参拝礼式に改めさせたといわれる。
元和
10年(
1624年
)日田
永山城
主
石川主殿守忠総
により、元宮から現在の位置へ遷座された。その際、社殿形式に
八幡造
を用い、屋根意匠に
権現造
の要素である
八棟造
を用いて建立されている。遷座前の場所は元大原神社や元宮神社と呼ばれ、現在も
江戸時代
中期に再建された社殿が残る。
1935年
(昭和10年)に就役した
大日本帝国海軍
の
最上型重巡洋艦
「
三隈
」の艦名は
大分県
日田盆地
を流れる
三隈川
に因ため、「三隈」の
艦内神社
は当社から分祀されている。
平成
元年(
1988年
)11月22日に楼門・拝殿・幣殿・本殿が市の
有形文化財
に指定され保護されている。境内最古の建築物である楼門は
貞享
4年(
1687年
)の築造、拝殿・幣殿・本殿は
寛政
6年(
1794年
)の築造といわれる。