2017.02.10更新

露天神社

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        露天神社

所在地 大阪府大阪市北区
曽根崎2-5-4
位置 北緯34度41分57.5秒
東経135度30分3秒
主祭神 大己貴大神、少彦名大神、
天照皇大神、豊受姫大神、
菅原道真
社格 村社
創建 大宝元年(700年)頃
札所等 菅公聖蹟二十五拝
露天神社(つゆのてんじんじゃ)とは、大阪府大阪市北区曽根崎二丁目にある神社。通称:お初天神。概ね摂津国西成郡曾根崎村キタの西半)を氏地とする。
祭神は大己貴大神少彦名大神天照皇大神豊受姫大神菅原道真の五柱の神を祀る。社伝によれば、この地はかつて曾根崎洲という大阪湾に浮ぶ孤島で、そこに「住吉住地曾根神」と祀っていたとされる。創建は西暦700年頃とされ、「難波八十島祭」旧跡の一社とされている。
天照皇大神を祭神として祀ることから、かつては難波神明社とも呼ばれ、日本七神明(東京芝神明宮、京都松原神明宮、京都東山神明宮、大阪難波神明宮、加賀金沢神明宮、信濃安曇神明宮、出羽湯殿山神明宮)の一つにも挙げられた。 社名は、「梅雨のころに神社の前の井戸からがわき出たため」ともいうもののほか、菅原道真が太宰府へ左遷される途中、ここで都を偲んで、「露とちる 涙に袖は朽ちにけり 都のことを思い出づれば」との一首を詠んで涙を流したからとも伝えられている。
近松門左衛門のいたころの天神の境内は560余の広さがあり、木が鬱蒼と茂っていた。近松は当時、天神を「影暗く風しんしんたる曽根崎の森」、「天神の森」と書き記している。太平洋戦争による戦火と、その後の社殿復興のための境内の切り売りが行われた結果、現在の広さとなったものである。