2014.04.26更新
高麗神社
高麗神社
所在地
〒340-1243
埼玉県
日高市
大字新堀833番地
位置
北緯35度53分54.9秒
東経139度19分22.1秒
主祭神
高麗王若光
(
こまのこきしじゃっこう
)
(主祭神)
猿田彦命
(
さるたひこのみこと
)
武内宿禰命
(
たけのうちのすくねのみこと
)
社格
等
県社
別名
出世明神
例祭
10月19日
高麗神社 (こまじんじゃ)は
埼玉県
日高市
に鎮座する
神社
。
旧社格
は県社。
現在の埼玉県日高市の一部および飯能市の一部にあたる高麗郷および上総郷は
716年
武蔵国
高麗郡
が設置された地である。中世以降、郡域が拡大し、日高市・鶴ヶ島市のそれぞれ全域と、飯能市・川越市・入間市・狭山市のそれぞれ一部が高麗郡の範囲となった。
668年
に
唐
・
新羅
に滅ぼされ亡命して日本に居住していた
高句麗
からの帰化人を朝廷はこの地に移住させた。
703年
には
高麗若光
が朝廷から王姓が下賜されたという話が伝わっている。高麗若光が「玄武若光」と同一人物ならば、高句麗王族の一人として王姓を認められたということになる。この高麗若光も朝廷の命により高麗郡の設置にあたって他の高句麗人とともに高麗郡の地に移ってきたものと推定されている(新編『埼玉県史』)。
高麗神社はこの高麗若光を祭っている。神仏習合の時代には
高麗家
は修験者として別当を勤めていた。また、
高麗大宮大明神
、
大宮大明神
、
白髭大明神
と称されていた社号は、明治以降は高麗神社と称されるようになった。境内隣接地には江戸時代に建てられた高麗家住宅がある。
入口付近の敷地には、
将軍標
(しょうぐんひょう・ジャングンピョ)がある。1992年に
在日本大韓民国民団
埼玉県地方本部によって木製のものが奉納されたが事故で破損し腐食したため、2005年になって現在の花崗岩で制作されたものが
民団
中央により寄贈された。将軍標は
西武池袋線
の
高麗駅
の広場にも建てられている。高麗駅の将軍標は何度か再建されており、初めて立てられたのは高麗駅の方が早い。
また、
大韓民国
の
駐日大使
なども参拝している。