2016.10.12更新

伊雑宮


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         伊雑宮

所在地 三重県志摩市磯部町
上之郷
374
位置 北緯34度22分49秒
東経136度48分32秒
主祭神 天照坐皇大御神御魂
社格 式内社(大)論社
志摩国一宮
皇大神宮別宮
創建 804年以前
本殿の様式 神明造

伊雑宮(いざわのみや、正式名:伊雜宮)は、三重県志摩市磯部町上之郷にある神社式内社(大社)論社で、志摩国一宮
皇大神宮伊勢神宮内宮)の別宮の一社。度会郡大紀町瀧原宮とともに、「天照大神の遙宮(とおのみや)」と呼ばれる。2013年(平成25年)の年間参拝者数は93,267人。
「いぞうぐう」とも呼ばれるほか、「磯部の宮」・「磯部の大神宮さん」とも呼ばれる。
「伊雜宮」と書くのが正式だが、「雜」は常用漢字体で「雑」と表記することが多い(本項では後者を用いる)。
伊雑宮は内宮(皇大神宮)別宮で、内宮背後の島路山を越えた志摩市磯部町上之郷にある。伊勢神宮別宮14社のうち伊勢国外のものは伊雑宮(志摩国)のみ。また神田を持つ唯一の別宮である。
当宮は、10社ある内宮別宮の中で荒祭宮月讀宮、瀧原宮に次ぐ順位とされる。
一般に、伊雑宮を志摩国一宮とする。しかし、志摩国一宮は鳥羽市伊射波神社(いざわじんじゃ)とする異論もある。
明治以降、式年遷宮のためのお木曳行事伊勢神宮に準じ20年に一度行われる。正宮では1年次と2年次の2回であるのに対し、瀧原宮と伊雑宮の別宮2社では1年次のみである。第62回神宮式年遷宮の伊雑宮御木曳は2006年(平成18年)4月16日に催された。第61回までは志摩市の磯部地域内のみだったが、合併による志摩市誕生により、この第62回では同市中心部の阿児地域内でも初めて曳かれることとなった。お白石持2014年(平成26年)11月22日に、遷御は同年11月28日午後8時にそれぞれ執行された。
他の境外別宮と同様、神職が参拝時間内に常駐する宿衛屋(しゅくえいや)があり、お札お守りの授与や、神楽御饌の取次ぎを行なう。
鳥居前町には鰻料理店・中六や神武参剣道場、伊雑宮のおもてなし処・御師の家などがある。