2017.04.25更新

地蔵寺


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     第五番札所 地蔵寺

所在地 徳島県板野郡板野町羅漢字林東5
位置 北緯34度8分13.99秒
東経134度25分54.93秒
山号 無尽山
宗派 真言宗御室派
本尊 延命地蔵菩薩
胎内仏・勝軍地蔵菩薩
創建年 (伝)弘仁12年(821年
開基 (伝)空海(弘法大師)
正式名 無尽山 荘厳院 地蔵寺
札所等 四国八十八箇所5番
文化財 本堂、五百羅漢堂など5件
(国の登録有形文化財)

地蔵寺(じぞうじ)は徳島県板野郡板野町にある真言宗御室派の寺院。四国八十八箇所霊場の第五番札所。無尽山(むじんざん)荘厳院(しょうごんいん)と号する。本尊は延命地蔵菩薩で、その胎内仏は勝軍地蔵菩薩で甲冑を身にまとい馬にまたがる姿をしていると云われる。
本尊真言:おん かかかびさんまえい そわか
ご詠歌六道の 能化の地蔵 大菩薩 導き給え この世のちの世
寺伝によれば弘仁12年(821年)、嵯峨天皇勅願により空海(弘法大師)が自ら1寸8分(約5.5cm)の勝軍地蔵菩薩を刻み、本尊として開創したと伝えられる。
嵯峨・淳和仁明の3代の天皇の帰依が篤かった。熊野権現の導師であった函上人が、権現の霊木に2尺7寸(約80cm)の延命地蔵尊を刻み、大師が刻んだ地蔵菩薩を胎内に納めたという。
本尊が勝軍地蔵というところから源義経などの武将の信仰も厚くかった。当時は伽藍の規模も壮大で26の塔頭と、阿波讃岐伊予の3国で300あまりの末寺を持ったという。しかし、天正10年(1582年)に長宗我部元親の兵火によりすべて焼失。江戸時代徳島藩蜂須賀氏により再建された。