当社は別当寺であった真頂院の寺伝によれば応永3年(1369)9月同院第一世秀善和尚が創立したものと伝えられております。かって社前には袂杉と呼ばれた名木があり、この神社の神木となっていました。これはいつの頃か真頂院の和尚が諏訪(長野県)から両方の袂に入れて持ってきた杉苗をこの神社の前と後ろに植えたもののうちの前のものと伝えられています。
現在、この切株が本殿の裏に移されて残っています。
新篇武藏風土稿にはこの神社の末社に丸山権現と山王社があり、丸山権現がかっての袋村の鎮守で後にこの神社に改められたことや、山王社の傍の石碑(山王権現の石碑)寛政12年(1800)建立に建久5年(1194)勧請と彫られているが、その出所は不明であることが記されています。