2015.08.04更新

下谷神社

        下谷神社


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所在地 東京都台東区東上野
三丁目29番8号
主祭神 大年神
日本武尊
社格 郷社
創建 730年(天平2年)
例祭 5月11日前後の
土曜日曜
下谷神社(したやじんじゃ)は、東京都台東区東上野三丁目にある神社。現在の社殿は東京都道463号上野月島線浅草通り)沿いに建っている。大年神日本武尊を祭っている。
古くは下谷稲荷社、下谷稲荷明神社と呼ばれていた。東京地下鉄銀座線稲荷町駅にも名を残す旧町名の稲荷町は、この神社があったことからついた町名である。例大祭で近隣町内を渡御する本社神輿は台輪幅4尺1寸の千貫神輿といわれ、大きな威容を誇る。
社殿の天井画は横山大観の作。また、1798年初代・三笑亭可楽によって当社境内で初めて寄席が開かれた。このため、本神社には「寄席発祥の地」の石碑がある。
当初は上野公園に鎮座していた。730年天平2年)、峡田の稲置らが建立したとも、行基伏見稲荷大社を勧請したとも伝えられる。939年天慶2年)、平将門による天慶の乱追討祈願のため、藤原秀郷が社殿を新造したという。寛永年間、境内が寛永寺山内となるにあたり、1627年寛永4年)別当正法院と共に下谷屏風坂下に移転したが、126坪余と手狭だったため、1680年延宝8年)下谷広徳寺前にあった谷中天眼寺先住少林庵抱地525坪余と土地を交換した。1703年元禄16年)旧地も正法院抱地になった。
1868年明治元年)神仏分離令により正法院を分離した。翌年周囲の町名が当社に因み下谷稲荷町となる。1872年明治5年)下谷神社と改称、翌年下谷地域の郷社と定められた。関東大震災で社殿を焼失、1928年昭和3年)現在地に移転。1934年(昭和9年)現在の社殿が完成した。東京大空襲では被害を受けなかった。