2016.05.20更新

伊勢玉神社


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創祀年代は不詳であるが、往古氷見の郷を開拓した祖先達が、この地に「まつりのにわ」を設け、日月の神を奉祀したに始まると伝え、天平十九年(七四九)越中国守大伴家持卿が社殿を造営され、以来「有磯宮」と称し、氷見地方の総鎮護の神として豪族・郷民から崇敬された。その後伊勢玉神社と称し、このあたりを伊勢崎と呼ぶようになった。保元平治の乱をはじめ、数度の兵火にかかり、盛衰をくりかえし、中古から伊勢町神明宮と称したが、天保十五年(一八四四)現社号伊勢玉神社に復した。
 昭和十三年高砂町の愛宕社を合祀し、平成十七年五月朝日山大神宮を合祀した。現在の本殿は嘉永三年(一八五〇)、拝殿は天保十五年(一八四四)に再建されたものである。
 特殊神事として、歩射式(一月二日)・伊勢玉の火祭(一月十四日)・湯立の神事(春秋の例大祭宵宮)・胎内くぐり(六月三十日)・柿天神(十月二十五日)・大絵馬の掛け替え(十二月下旬)を行う。