六十六部の石仏が有名な寺院。現在残されている39体の石仏が、道路に沿った塀に納められている。この石仏を含んだ関町の町並みは高岡市の景観賞に選ばれている。創建当時は高岡市石堤にあったとされ、加賀藩2代藩主前田年長が守山城に居城の際には祈願所になっており、高岡城移住の際に現在の場所に移されたとされる。なお、収蔵されている「木造千手観音坐像」は正平8(1353)年、大仏師幸賀の作で、昭和12年には国宝に、昭和25年には国の重要文化財に指定されている。薬師堂には秘仏として奈良時代の作と伝わる薬師如来像が安置されており、50年毎に御開帳される。