2015.11.27更新

三室戸寺


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         御詠歌

         大悲殿

所在地 京都府宇治市莵道滋賀谷21
位置 北緯34度54分1.72秒 東経135度49分9.10秒
山号 明星山
宗派 本山修験宗別格本山
本尊 千手観音秘仏
創建年 (伝)宝亀年間(770年781年)
開基 (伝)光仁天皇
札所等 西国三十三所10番
神仏霊場巡拝の道124番(京都44番)
文化財 木造阿弥陀如来及び両脇侍坐像、
木造釈迦如来立像、
木造毘沙門天立像(重要文化財)

          浮舟

         芭蕉句

三室戸寺(みむろとじ)[1] は、京都府宇治市にある寺院。山号は明星山。本尊は千手観音西国三十三所第10番札所。本山修験宗の別格本山。
寺伝によれば、宝亀元年(770年)光仁天皇の勅願により南都大安寺の僧行表が創建したものという。創建と本尊に関しては次のような伝承がある。天智天皇の孫にあたる白壁王(後の光仁天皇)は、毎夜宮中に達する金色の霊光の正体を知りたいと願い、右少弁(右少史とも)藤原犬養なる者に命じて、その光の元を尋ねさせた。犬養がその光を求めて宇治川の支流志津川の上流へたどり着くと、滝壺に身の丈二丈ばかりの千手観音像を見た。犬養が滝壺へ飛び込むと1枚の蓮弁(ハスの花びら)が流れてきて、それが一尺二寸の二臂の観音像に変じたという。光仁天皇がその観音像を安置し、行表を開山として創建したのが当寺の起こりで、当初は御室戸寺と称したという。その後、桓武天皇が二丈の観音像を造立、その胎内に先の一尺二寸の観音像を納めたという。[2]