2015.11.23更新

宇治神社


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        宇治神社

所在地 京都府宇治市宇治山田1
位置 北緯34度53分27.77秒
東経135度48分38.52秒
主祭神 菟道稚郎子命
社格 式内社(小)
府社
創建 不詳
本殿の様式 三間社流造
別名 離宮明神
例祭 5月8日6月8日
宇治神社 (うじじんじゃ)は、京都府宇治市にある神社式内社で、旧社格府社。隣接する宇治上神社とは対をなしている。
創建年代などの起源は明らかではない。当社のすぐ近くには宇治上神社があるが、当社とは二社一体の存在であった[1]。宇治上神社の境内は『山城国風土記』に見える菟道稚郎子の離宮「桐原日桁宮」の旧跡であると伝え、両社旧称の「離宮明神」もそれに因むといわれる[1]
宇治上神社の境内外には「天降石」や「岩神さん」と呼ばれる巨石があり、磐境信仰による創祀という説もある[1][2]
延喜式神名帳』には「山城国宇治郡 宇治神社二座 鍬靫」と記載があり、「二座」はそれぞれ宇治神社・宇治上神社を指すとされている[1]。この「二座」を祭神と見た場合、菟道稚郎子を一座とすることは動かないものの、もう一座については父の応神天皇・異母兄の仁徳天皇・母の矢河枝比売とする説がある[2]。のち、近くに平等院ができると、両社はその鎮守社とされたという。
明治以前は当社は「下社」「若宮」、宇治上神社は「上社」「本宮」と呼ばれたほか、両社を合わせて「宇治離宮明神(八幡宮)」と総称された[1]
明治に入って宇治上神社とは分離し、それぞれ近代社格制度では府社に列した。